社会人になって初めて会社で人が泣くのを見た。
こんばんにちは。昼寝ねこです。
最近仕事でいろいろあり、ブログを更新する気分になれませんでした。
というのも、上司の身内に何かしらがあったということで忙しかったのですが、
今朝職場に行くと事情の内容がはっきりしました。
その内容というのは、
結婚して嫁いだ(上司の)娘さんの旦那さんに末期のガンが見つかり、
余命宣告されてしまったということなのです。
その話をしたとき、上司は泣いていました。
僕もつられて泣いてしまいそうなくらいの泣き方でした。
思えば社会人になってから会社で人が泣くの初めて見たような気がします。
自分を除けば。
ちなみに僕は会社で泣いたことは2回もあります。とんだ社会不適合者っぷりですよね。
この上司、普段は温厚でとてもいい人なんですよね。
でも社会性の欠如した僕にとって、娘が結婚したこともなければ、
その旦那さんの重病がどれほど辛いのかを察することはできません。
なんと声をかけたらいいのかもわからず、自然に接するしかありませんでした。
上司は今日は早々に帰宅しましたが、そのあと職場での話で、
上司の娘さんはガンを宣告された旦那さんとの間に今年、子供が産まれるそうなのです。
上司が、この喜びから一転の悪い知らせにどう感じたのかはさすがの僕でもわかります。
娘さんの悲しみや、初めての孫の今後を考えると深い悲しみでしょう…。
僕たちセミリタイア組(仮)の多くは、世間でいうところの家庭や地位での幸せを捨てることで、
自分へ使う資本を増やして早期に社会から脱出することを選んでいると思います。
そのためいつも思うのですが、こういった不幸も親兄弟だけで済むわけですよね。
伴侶の病気や死にも立ち会わなくて済む。辛い仕事も老いるまでやらなくて済む。
そのかわり、深く愛を育むこともできないし、子供や孫の誕生という幸せは味わえないわけです。
例外はあるでしょうがお金の限られる一般人にはそうなると思います。
大きな悲しみもないかわりに大きな喜びもない、波の立たない心の平穏が得られます。
どちらが幸せなのか。
人によって答えは違うでしょうし、正解なんてないとも言えます。
でも、後悔のない選択だと言い切るために、
自分で何度もよく考えて答えを出すということが重要なんじゃないかと思うんですよね。
まぁ前にも言いましたが、僕には現時点では恋愛フラグもないので選択肢すら表示されないんですが…
やれやれまったくバグの多いゲームだぜ。