昨日考えさせられえたことについて

こんばんにちは。昼寝ねこです。

巷にはウィルスが蔓延しているようですが、昨日は飲み会に行ってきました。

そこで思ったこと、考えさせられたことについて書きたいと思います。

今働いている会社には現地採用と本社採用の2つの形態があり、その二者には壁があります。現地採用はほとんど出世はなく学歴も関係ない薄給の作業員で、本社採用は有名大の修士以上がほとんど。

僕は現地採用の中途で給料は雀の涙ですが転勤もないしストレスもない今の仕事が気に入っています。でも話が合うのはどちらかといえば後者だと思っていました。

そこで飲み会に誘われたのです。

仲のいい職場の先輩も誘って5人で飲みに行ったのですが、僕の予想していなかった事態になりました。いや、当然予想しておき釘を刺しておく必要があったのですが・・・

飲み会自体はとても楽しく飲んでいたのです。問題は２軒目のあと・・・

どこに行くかということです。皆最初からキャバクラか風俗かに行こうと思っていたようで、もっと言えば30も中盤に差し掛かるのに彼女もいない僕ともう一人の後輩を心配したというか面白がってというかそういう店に連れ出そうと思ったようです。

結局どうしたかといえば、僕は頑なに拒否して自分は帰るけど皆気にせず行ってくれ。と言ったのですが、ここがいつもの人たちと違うところ。僕に気を遣ってくれてか解散ぜずに気まずい感じで普通の居酒屋に入り、その後解散しました。

もうね、めっちゃ申し訳なかったです。

でも僕は絶対に行きたくないのです。30分くらい行きましょう！！行きません！！を繰り返しました。一人が言うのです。「なぜそんなに頑ななのか」と。

昔からこの問題について他人と合わないと思うことが何度もありましたが、逆になぜそんなに女の子のいる店に行きたいのかとこっちが聞きたい。

だってそれを言うあなたには彼女がいる、奥さんがいるとさっき話していたじゃないですか？なぜ平気な顔で裏切ることができるんですか？こんな話を出しても空気が読めないと思われるだけだし言わないけどさ。

だから僕は「行かないと決めてるから」といつも答えます。

それでいつもは済むんですけどね。昨日は考えさせられました。話が合うと思っていた人もやっぱり僕の価値観と合わないんだなぁって思って。僕のほうがマイノリティーなことに戸惑います。

僕は他人の心について考えてしまうんですよね。いい意味でではないです。軽い気持ちなのでしょうが僕にはそれが軽薄に映るのです。僕は浮気する人間もそれを許す人間もとても醜く見えます。軽い気持ちで人を裏切る人間のほうが軽い気持ちで人に優しくできて、女受けがいいと思うのは僕のただの僻みなんでしょうけどね。

でも僕にはそれが薄っぺらなものに見えてしまいます。

よく「人と関わることは人を傷つける覚悟をすることだ」と言います。僕は人を傷つけるのも傷つけられるのも嫌なので、社会から逃げようと決めた24歳を機に深い友人も恋人も作らず、いや作れずに生きてきました。

だから僕が昨日、羽目を外してよう知らん女の子に何らかのサービスを提供してもらっても、他の人たちと違い別に誰かを傷つけることにはなりません。でもね、傷つくんですよ。自分の心が。

他人の心を考えないその軽薄な行動を見ることに傷つき、そこに溶け込めない自分の疎外感に傷つくのです。考えすぎかもしれませんが、もし彼らの女遊びに同行してしまうと自分のいままでの価値観や信念を否定するように感じるのです。

要は、僕は女の子と遊んでも女の子で遊ぶつもりはないんだよ(そんな記憶はここ数年とんとないが)。金を払って施しを受ける気なんてさらさらないね。

やはり僕は他人と理解しあえない人間なのだと改めて感じました。でも僕はそれを肯定してしまっているんですよね。あと数年は表面的には社会に溶け込んで生きていくつもりです。

でも根幹の部分では他人と分かり合えないのだろうなと寂しく思うのでした。だから僕は数年後、社会生活から離れてひっそりと生き、死んでいくのでしょう。そしてそれでもいいと思っている自分がいるのでした。