こんばんにちは。昼寝ねこです。
昨日に引き続きサツマイモの話です。
昨年は初のサツマイモ栽培で、失敗とまではいかないものの、
大した収量がありませんでした。こうなると…
実に面白いじゃないですか!!
いろいろやりがいがあるというものです。
ということで予算度外視。趣味の実験を行い、結果的にはプラスに持っていこうという計画を始動したのでした。
実験①高畝の栽培
まずは深堀りして高畝を作りました。植え方は斜め植え、4節挿しです。
サツマイモは肥料の多い土だと葉っぱだけ茂って実が大きくならない『蔓ボケ』になるらしいので栄養を取りあう2本植えのほうが実はいいのではないかと考えたのです。
植え方をちょっと変えてみたのでどうなるか楽しみです。
本当は2本栽培と1本栽培の比較をしたかったんですけど、このあとの土嚢栽培が予定より大変だったので急遽変更しました。1本だけの場所もあるのでそこで違いを見つけられるかもしれませんね。
実験②もみ殻を鋤き込んだ土とそうでない土
1本植え圃場の右側半分はもみ殻を土と1:1になるくらいに鋤き込みました。
もみ殻を混ぜることで肥料効率が悪くなり、さらに土中の排水性が高くなると考えました。土の間に隙間ができるので柔らかさを維持できそうなのもいいですよね。
実験③土嚢栽培の導入
皆さん土嚢栽培ってご存じですか?
肥料袋で栽培するのと同じようなもので、袋の中で植物を育てる方法です。
メリットは片づけが楽なこと、移動ができること、場所を選ばないためベランダやコンクリの上でも育てられること、ひいては害虫の被害が抑えられることなどでしょうか。
デメリットは、容量が限られるため地下に育つ野菜の生育に制限がかかること、土が限られるため栄養が枯渇しやすいこと、水やりが面倒なことですかね?
やったことがないのですが、肥料袋と土嚢袋での違いは排水性と容量が土嚢袋のほうが多いと思われます。つまり植物が蒸れて腐ったり、成長に悪影響が出にくいのではと思っています。
ここで無駄遣い。買ってしまいました。
1枚約120円のUVブラック土嚢というやつでして、通常の土嚢より高価なものの、紫外線への耐久力が高いため長持ちするのと、黒い袋なので地温を高める効果が期待できます。
サツマイモの栽培には地温が大事なんだそうです。
さすがのAmazonプライム。昨日頼んでもう届くとは…
10枚購入購入したので5個は通常の畑の土、5個は畑の土:もみ殻1:1で栽培したいと思ったのですが…
畑から土を運ぶのが大変すぎて断念しました。
めちゃくちゃ重いし!!
なんとか二つずつ作りました。
その場の土を使えば楽なんですけど、せっかく場所を選ばないメリットがあるのに畑として使える場所に置くのは勿体ないですからね。
土嚢は容量がかなり入るので、その分重くなるわけですね…土だけの方は30㎏くらいありそうです。もみ殻を半分入れた方は15kgくらいか?土だけのよりは軽くて持ち上がるのでこれで芋ができればかなりいいと思いますね。
残りは別の作物を作るのに使いたいと思います。
共通で収量を上げるための施策
昨年は普通に育ててみてどんなものか知るために特に何も策を労しませんでした。
結果は残念な収量となりましたが、普通を知らなければ変化に気づくことはありませんからね。
毛利元就も言っていました。『謀多きは勝ち、少なきは負ける』と。
最近、信長の野望にハマっているのです。
地温を上昇させるため黒マルチまたは黒土嚢の使用
とにかくサツマイモは地温が必要なのだと書いてありました。地温を上げるには黒いもので地表を覆えばいいのは自明の理。
昨年はやりませんでしたが今年は黒マルチを導入することにしました。
あと先ほども書いた黒土嚢ですね。やりたい方向性は同じです。
穴が多いのはタマネギ用のマルチだからです。わざわざ買うのも無駄だし、あったやつを使いました。雑草が生えてきそうですが、成長したサツマイモの葉は雑草を覆いますので問題ないかな?
蔓ボケ防止の空中栽培
サツマイモは蔓が伸びて地表を這うと、節から根が出て芋を作ろうとすることで栄養が奪われる蔓ボケになると言われています。なので蔓を定期的に持ち上げる蔓返しをしないといけないと書いてありましたが、面倒です。
ならば蔓は車庫の屋上まで伸ばしてその必要をなくせばいいのではないか?グリーンカーテン(食べられない)だ。
まだプランの段階ですが、カボチャの蔓にサツマイモを這わせて車庫まで持ち上げようかと思っています。
もしくは竹細工で何とかするか。
コンパニオンプランツ
サツマイモのコンパニオンプランツで検索すると、赤シソとエダマメがヒットしました。栄養が要らないのに窒素を供給するエダマメがコンパニオンプランツ!?
と思いましたが、どうやら肥料無しの土で育てるサツマイモには肥料無しで育つエダマメの相性がいいということらしいです。でも窒素を余計に供給したら蔓ボケにつながるじゃん?と思います。あんまりよくありませんね。
一方の赤シソは、肥料食いで土中の肥料分をよく吸収し、サツマイモの成長を助ける点、赤色の葉がコガネムシの飛来を防ぐ点で広く利用されているそうです。
素晴らしい。
ここで問題になってくるのは、僕は赤シソが好きではないということです。
赤シソのジュースとか梅干しとか嫌いだしわざわざ買うのもなぁ~。と思いつつ、裏の畑を見ていると…生えてる!!
青シソは毎年生えてくるし、以前に家族が梅を漬けるために赤シソを作っていたことがあったのでもしかしたらと思いましたが…
種を買うという選択肢も一応ありますが何本か貰ってきて、挿し芽による培養を試みたいと思います。
あと、たぶんコガネムシの被害を軽減するのを重要視しないなら青シソでも良いんじゃないか説も試してみたいと思います。
展望:来年の苗の自家栽培
これはまだ検討と言うかやろうと思っている段階ですが、収穫の頃に蔓を植え付けて苗の自家栽培ができるらしく試したいと思っています。
管理が面倒らしいので僕のやる気が続いているかわかりませんが、来年の苗が作れるなら、早起きして市場に行くことも、多すぎる苗を持て余すこともないでしょう?
今年ベニハルカで上手くいったら、来年は安納芋、再来年はシルクスイートを買って、毎年複数種類のサツマイモをタダで収穫できるなんてこともできるんじゃないかという夢をみているのでした。今はその為に実験と投資をしているのです。